【著書】未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること
【著者】河合雅司
【発売日】2019年6月19日
【内容】(出版社より)
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都道府県はもはや維持できない。20年後の日本人はどこに暮らすのか? 累計76万部超の『未来の年表』シリーズ著者最新作!
今回は、これまで誰も本格的に試みることのなかった2つのアプローチに挑んだ。1つは、現在を生きる人々が国土をどう動いているのかを追うこと。もう1つは、「未来の日本人」が日本列島のどこに暮らしているのかを明らかにすることである。
鳥取県の全人口は44.9万人に減る一方、
横浜市の高齢者は120万人に激増する。
奈良県上北山村では出産期の女性がたった1人まで減る一方、守谷・浦安・
長久手・三田などでは80歳超の人々が2.5倍以上増加するーーこれが、あと25年後に私たちを待ち受ける未来だ。人口推計に基づく予測は、ほぼ外れない。
2045年まで各
自治体の人口がどう変動するかをまとめた、最新版「日本の地域別将来推計人口」が公表されて以降、その詳細を深堀りした一般書はなかった。本書はその先陣を切るものである。
<目次>
第1部 現在の人口減少地図 --日本人はこう移動している
序 市区町村による「住民の綱引き」に勝者はいない
1-1東京圏 東京は共存の道を探るべき「日本の外国」である
1-2関西圏
三大都市圏の中で減少スピードが最も速いのは、関西圏
1-3
大阪市 「西の都」の人口拡大を下支えしているのは、外国人住民
1-4名古屋圏
名古屋市最大の懸念材料は、
リニア新幹線と広すぎる道路
1-5北海道 「ところてん式」の札幌市は、200万人を超えるか
1-6東北
政令指定都市なのに通過都市、仙台パッシングの理由とは
1-7中国 周辺から人を集めきれず、「磁力の弱い」
広島市
1-8九州 福岡市は
北九州市と
熊本市の二大都市を吸収か
1-9東京圏 一極集中が続く東京圏、その内側を覗いてみれば
第2部 未来の日本ランキング --20年後、日本人はどこに暮らしているか
序 塗り替えられてゆく日本列島
2-1
都道府県の人口差は30倍超へ
2-2 東京圏という「外国」は、老化に苦しむ(練馬・足立・
葛飾・杉並・北区の4人に1人が高齢者/多摩地区すべてが人口減少に)
2-3
政令指定都市は、極端に明暗が分かれる(札幌市が「北のシルバータウン」に/
大阪市が「逆ドーナツ化」する)
2-4 県庁所在地・地方都市は、不便さの増すエリアが拡大(「
限界自治体」が111ヵ所に/「無医地区」が広がってくる)
2-5 出産期の
若い女性が減少する地域はここだ(出産期の女性がたった1人になる村)
第3部 それぞれの「王国」の作りかた
序 なぜ地方創生はうまくいかないのか?
令和時代に求められる5つの視点